ここ2年くらいのお話
スタイリストの池井です。
今年で美容師になって7年目に入ります。
スタイリストになってからは2年と5ヶ月が経ちました。
そして実はこの2年間、IROでのサロンワークとは別のお仕事をさせていただいておりました。
それは、介護施設に訪問し、利用者様の髪の毛をカットさせて頂く、訪問美容というお仕事です。
そのお仕事を、先月末で終えましたので、このタイミングでその報告と感想を書いてみます。
ちなみに今回のブログ、文章だけのくせに、たいして立派なことも書けませんが、
よかったらゆるくご覧ください。
2年と少し前に、
介護士である友人に訪問美容という仕事があること、
またその友人の職場でも月に1度行われていること、を聞き、
普段交わることがない介護というお仕事の中での挑戦、
他店の美容師との協働に新鮮な想像を抱き、
スタイリストになりたてだった自分のスキルアップになれば、と思ったのが訪問美容を始めるきっかけでした。
2018年3月、自分を含めて同じ年の美容師3人で訪問美容をスタートしました。
IRO定休日の月曜の中で月に一度、友人の勤める介護施設に行ってました。
始めて3ヶ月くらいは、
準備物のいる、いらない、ベターな物は何か、とか
施術に関しての注意点、
そういった当たり前に出る反省を皆で話し合い、基盤を作っていきました。
わからないことを始める時ってけっこう大変ですよね、、
更にそこに当時の自分らなりのプロ意識なんかもあったので、失敗できないなっていうプレッシャーもありました。
でももちろん続けるわけです。楽しいから。
訪問美容を続けて、得たモノとは。
お仕事の流れとして、一人あたり平均10分でカットし、それを10人から15人させてもらいます。
なので技術、作業のスピードはかなり上がりました。
僕らが担当させてもらっていた介護施設の利用者様は比較的にお話ができる方が多く、
『髪型なんてなんでもええわ!』なんておっしゃる方にはこちらから、『じゃあ人生で一番可愛く/かっこよくさせてもらいます〜』と、渾身のカットをさせてもらったり。
それで気に入ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しい。それで自分らのことを覚えてくれてたり、指名してもらって『前みたいにカットして』と言ってもらえたり。
IROでのサロンワークとほぼほぼ変わりません。
違うのは、シャンプーがないことと、自分が行くか、相手が来てくださるか。
IRO、施設、どちらにも自分のことを必要として待っていてくださる人がいることがすごく幸せだと気付くことができました。
2年間を振り返って得たモノは、その2つです。
自分が選択して得たすごく大事な2つです。今の自分の安心に繋がってます。
介護士の友人に、協働してくれた2人の美容師に、カットさせてもらった利用者様たちに、
直接もう言ったけど、感謝してます。
ブログを見てくださったお客様、僕にいつも美容師をさせてくださってありがとうございます。
また、IROにてお待ちしております。
stylist :池井